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香川真司 10年前

香川はマンU“第3章”の主役になれるか。残り5戦、マタ・ルーニーとの流動性が将来の扉を開く

text by 海老沢純一 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

ファーガソン時代の終焉に居合わせた“幸運”。ユナイテッド第3章の主役に

香川はマンU“第3章”の主役になれるか。残り5戦、マタ・ルーニーとの流動性が将来の扉を開く
香川が居合わせたことを幸運と思うべきではないだろうか?【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 モイーズ監督にとって至上命題とも言える“マタの活躍”に必要なピースであることを示せば、来シーズンのみならず今後の選手キャリアにも多大な好影響を与えることになるはずだ。

 かつての「ファーギーズ・フレッジリングス(ベッカム、スコールズ、ライアン・ギグス、ネヴィル兄弟、ニッキー・バット)」や「ホーリー・トリニティ(ボビー・チャールトン、ジョージ・ベスト、デニス・ロー)」のような関係性をルーニー、マタ、そして香川が築き上げれば、マンチェスター・ユナイテッドの“第3章”の主役として後世まで語り継がれるだろう。

 そのタイミングに香川が居合わせたことを幸運と思うべきではないだろうか?

 わずか5年前にはマンチェスター・ユナイテッドで日本人がプレーする事など想像もできなかったが、そんな姿を見る時が来ることを想像すればワクワクしてたまらない。

 そのためにも残り5試合、モイーズ監督の哲学を完全に覆すような活躍を香川には期待したい。

【了】

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