モイーズの力量不足が招いたマンU、必然の完敗。エヴァートン戦で見えた香川を活かすための補強ポイント

マンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグ第35節でエヴァートンとアウェーで対戦し0-2と敗戦。明暗を分けたのは、両サイドバックの質。ユナイテッドの補強ポイントは、この敗戦で浮き彫りとなった。

2014年04月21日(月)11時40分配信

text by 海老沢純一 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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ベインズとコールマン。恩師を打ち破ったパーフェクトな両SB

モイーズの力量不足が招いたマンU、必然の完敗。エヴァートン戦で見えた香川を活かすための補強ポイント
デイビッド・モイーズ監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 レイトン・ベインズとシェイマス・コールマン。グディソン・パークの両サイドは完全にこの2人が支配していた。守備ではマンチェスター・ユナイテッドの攻撃をことごとく無力化し、攻撃に転じれば猛然とサイドを駆け上がり決定的なチャンスを生み出していた。

 前半28分の先制点はベインズによるPKで、43分のケビン・ミララスによる追加点はコールマンの完璧なスルーパスによって生み出されたものだった。

 オプタ社による攻撃、守備、ポゼッションでの貢献度を示すパフォーマンス・スコアでは、両者ともに両チームトップタイとなる69点が与えられた。

 堅い守備、豊富な運動量、スピードを生かした突破力、多彩で正確なクロス。サイドバックに求められる能力を高い次元で備えた選手を両サイドに配置しているクラブは世界を見渡してもそう多くはない。

 この世界中のクラブがうらやむパーフェクトな両サイドバックは、デイビッド・モイーズ監督が獲得し育て上げた選手だ。ベインズは07-08シーズンにウィガンからエヴァートンへ加入。コールマンは09-10シーズンにアイルランドのスライゴ・ローヴァーズから加入している。

 レオン・オズマンやシルヴェン・ディスタンもモイーズ監督時代に重宝された選手だが、何よりもこの両サイドバックの存在がモイーズ監督最大の功績と言えるだろう。

 そして、この試合に最も心を燃やしていたモイーズ監督自身が、皮肉にも自らの功績に打ち破られてしまった。

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