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敗戦のイタリアにメディアは猛批判。選手は暑さを言い訳に「コスタリカは慣れている。試合結果はその差」

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

「この前が18時キックオフで、今回は13時、次も13時だ。変だとは思わないか?」

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大会のオーガナイズを批判したチアゴ・モッタ【写真:Getty Images】

 普段はもう少し批判精神の強いコリエレ・デッロ・スポルトは、「CREDIAMOCI(信じよう)」と応援を促す一言を見出しに掲げていた。もっとも、記事のトーンは前向きではない。彼らはチアゴ・モッタのある一言をもとに、環境も責めるような記事も作っていた。

「とても暑い。これが本当のイタリアではない」

 コスタリカに屈した原因について、彼はこう吐き捨てていた。「あまりに暑かった。一方でコスタリカは今日のような気候に慣れていた。試合の結果はその差だ」。そして彼はそのまま大会のオーガナイズにも批判の矛先を向けている。

「この前が18時キックオフで、今回は13時にキックオフ、そう思ったら次のウルグアイ戦も13時キックオフだ。変だとは思わないか?」

 またマルキージオも同調し、「暑さは(敗戦の)言い訳にはならないとはいえ、やっぱりかなり影響するよ。コスタリカはカリブでこういう気候に慣れている。イングランド戦とは全然リズムが違った」と語っていた。こうした物言いが、敗戦によってネガティブなトーンで取り上げられてしまったということである。

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