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不機嫌なグアルディオラ「我々はフェア・プレーをリスペクトしている」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

不機嫌なグアルディオラ「我々はフェア・プレーをリスペクトしている」
ジョゼップ・グアルディオラ監督【写真:Getty Images】

 7日バイエルン・ミュンヘンはアメリカ、ポートランドでMLSオールスターズとテストマッチを行い、1-2で敗れた。試合の後、バイエルンの監督ペップ・グアルディオラはひどく不機嫌だったという。我々が知っている気さくなペップ・グアルディオラは全く見受けられなかった、として8日付の独大衆紙ビルトが報じている。

 ビルト紙によればペップは、バイエルンの選手たちだけではなく、敵のラフな試合運びにも怒り、不機嫌な様子だったという。ペップは次のように話した。

「我々はフェア・プレーをリスペクトしていたが、相手はそうではなかった」

 ペップは試合終了の笛が鳴った後で、MLSオールスターズの監督キャレブ・ポーターに手を差し出さず、そのためにネットの中はひどい荒れ模様だという。後にバイエルンの指揮官はこう述べた。

「私は彼(ポーター監督)を見なかった。私は、私の選手たちと、相手の選手たちに手を差し出した」

 同紙にはFWシャキリがハードなスライディングタックルを受け、ペップがポーター監督に詰め寄る写真も掲載されている。

 また同じく7日にはミュンヘンにて新たに加入予定のGKペペ・レイナが4時間のメディカルチェックに臨んだ。ビルト紙によれば、スペイン人のGKは8日、3年契約にサインする。

【了】

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