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J2史上初となる通算500試合出場を達成した水戸のレジェンド本間幸司

text by 編集部 photo by Getty Images

現在37歳、ついに出場試合数が500試合に到達

 J1での500試合出場となると、これまで名古屋グランパスのGK楢崎正剛以外にも伊藤輝悦、山田暢久がいたが、J2で500試合出場を達成した選手は本間が史上初となった。

 本間がJリーグのクラブに入団したのは1996年。浦和レッズでキャリアを始めるが、出場機会はなく99年のシーズン途中に当時JFLだった水戸ホーリーホックに移籍。J2での初出場は2000年3月11日の第1節。相手は、奇しくも古巣である浦和レッズだった。そこからレギュラーゴールキーパーとして定着。誰もが認める「水戸の守護神」になった。

 2008年には42試合、2009年には50試合出場と年間の試合数の多かった当時のレギュレーションでもほぼフル回転。2011年10月23日のロアッソ熊本戦では史上3人目となるJ2通算400試合出場。昨年3月3日のザスパクサツ群馬戦では史上初となるJ2通算450試合出場を達成。現在37歳となったが、順調にキャリアを積み重ねて、ついに出場試合数が500試合に達した。

 前節北九州戦は1-1の引き分け、今節の東京ヴェルディ戦は0-1で破れ、勝利で飾ることはできていないのは残念だが、水戸ホーリーホックのJFL時代を知る「生き字引き」は、今後もまだまだ出場試合数を伸ばしていきそうである。

 なお500試合達成の花束贈呈のセレモニーは、週末の第28節愛媛FC戦試合前に行われる予定だ。この試合こそ、勝利で飾りたいところだ。

【了】

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