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ドローのマンUに現地識者は厳しい評価。「プレーが読まれている」「球際で遅く、重苦しい」

24日、敵地でサンダーランドと対戦したマンチェスター・ユナイテッド。先制するも追いつかれドローに終わった。2戦を終え、未だ勝ち星なし。現地識者からは厳しい声が聞かれた。なお、香川真司は出場しなかった。

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Getty Images

「簡単なパスに終始し、試合の主導権を握ろうとしなかった」

ドローのマンUに現地識者は厳しい評価。「プレーが読まれている」「球際で遅く、重苦しい」
フアン・マタが左隅に決めて先制【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドは24日、敵地で行われたプレミアリーグ第2節でサンダーランドと1-1で引き分けた。香川はベンチ入りしたが、2戦連続で出場機会がなかった。

 ユナイテッドは今回も3-4-1-2の布陣で臨み、2トップに復帰したファン・ペルシーとルーニー、トップ下にマタ、左右MFにヤングとバレンシアを起用し、守備的MFにフレッチャーとクレバリーを配した。同試合ではDFスモーリングが腿裏を負傷し、故障者数がリーグ最多タイの7人となった。

 前半17分、ユナイテッドはバレンシアが右サイドを縦に突破して鋭いグラウンダーのクロスを放り込むと、ファーポストに走り込んだマタが左隅に決めて先制。だが同30分、サンダーランドのロドウェルが右CKから頭で右隅に決め、同点とした。

 試合を放映したスカイスポーツの解説者2人はユナイテッドを次のように批判した。

【元トリニダード・トバゴ代表/元ユナイテッドFWドワイト・ヨーク氏】

「サンダーランドとのアウェー戦では、最初から力強い試合をしなくてはならないが、ユナイテッドはそれができなかったし、プレーが遅かった。もっとボールを正確に回す必要がある。彼らは簡単なパスに終始し、試合の主導権を握ろうとしなかった。ユナイテッドは全体的にプレーのスピードを上げなくてはならない。

 ユナイテッドは今日の結果にひどくガッカリしただろう。彼らはもっとできるはずだったし、サンダーランドから何も奪えなかった。ユナイテッドの選手でサイドからドリブルで仕掛けていたのはバレンシアだけであり、そこからゴールが生まれた。

 なぜ、あのようなプレーを増やさなかったのか分からない。先制点を決めた選手たちには自信が付いただろうし、特にバレンシアにはもっと仕掛けるよう指示すべきだった」

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