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合計市場価値で見るドルトムント。ノルマは欧州CLベスト8&リーグ2位。その先へ、キーマンは香川

text by 本田千尋 photo by Getty Images

CLグループリーグの合計市場価値はアーセナルに次ぐ2位

合計市場価値で見るドルトムント。ノルマは欧州CLベスト8&リーグ2位。その先へ、キーマンは香川
欧州CLグループDの市場価格ランキング

 また各チームの紹介の冒頭には、合計市場価値と平均市場価値が記載されている。ここで言う「合計市場価値」はチーム所属全選手の市場価値の合計で、「平均市場価値」は合計を所属選手数で割ったものとなっている。

 ドルトムントの合計市場価値は「3億4420万ユーロ(約475億3560万円)」であり、平均は「1230万ユーロ(約17億円)」である。

 そこで今回はチャンピオンズリーグ14-15シーズンに絞って、ボルシア・ドルトムントの市場価値を眺めてみることにする。

 ドルトムントが入ったグループDを中心に、ドイツから参戦するバイエルン、シャルケ、レバークーゼン、そして他の欧州のトップクラブと比較することで、「香川帰還後のドルトムント」の立ち位置が見えてくるはずだ。

 まずCLグループDの各クラブの市場価値を比べてみる。

       アーセナル ドルトムント ガラタサライ アンデルレヒト
合計市場価値 4億980万 3億4420万  1億7600万 6980万 
平均市場価値 1520万  1230万    530万     250万
(単位:ユーロ)

 単純に金額を眺めれば、1位アーセナル、2位ドルトムント、3位ガラタサライ、4位アンデルレヒトとなる。

 ベルギー王者のアンデルレヒトは、ドルトムントとは約5倍の開きが、1位アーセナルとは約6倍の開きがある。昨季終了時の各国のリーグでの順位はアーセナルが4位、ドルトムントが2位、ガラタサライが2位であることを考えると、各国のリーグの規模を少し実感することも出来る。

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