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渦中のガビ、サラゴサ前会長に反論「ボーナスは試合前に支払うものではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

渦中のガビ、サラゴサ前会長に反論「ボーナスは試合前に支払うものではない」
ガビ・フェルナンデス【写真:Getty Images】

 2日、サラゴサが2011年にリーガ残留のため、レバンテと八百長を組んだ疑いのある人物が証言した。サラゴサの前会長アガピト・イグレシアス氏は、選手に入金した金は試合に勝った場合のボーナスだったと述べたが、当時サラゴサの主将を務めていたガビがその可能性は無いと断言した。スペイン『エル・ムンド』が伝えている。

 最初に特捜部に証言したサラゴサ前会長、アガピト・イグレシアス氏は約9万ユーロ(約1230万円)をチームの数人に入金したと認めた。

「選手達があの試合に勝つためにボーナスを前借りで頼んできた。数人にしか支払わなかったのは、最も頑張っていた者だけにしか支払わなかったからだ」

 最も頑張っていた者というが、ガビの他に証言した3人(ホルヘ・ロペス、オブラドヴィッチ、ブラウリオ)は奇妙なことにあの試合では控えだった。

 アガピト氏の証言に対して、現アトレティコ・マドリーMFガビはその可能性は無いと供述した。

「アガピト氏は現金が必要だったと言い、僕の口座に入金した。それを僕が現金で渡せとのことだった。ボーナスのはずがない。ボーナスは試合前に払うものではないからね。それに、チームの一部だけに支払うというものでもない」

 リーガ残留がかかっていた最終節は2011年5月21日。警察の調べによると、17日と18日に入金が行われ、19日と20日に口座から下されていた模様。

 オブラドヴィッチの場合、クラブからの入金は無かったものの、その頃2万ユーロ以下(約270万円)の大金を(9万ユーロには程遠いが)口座から下していた。オブラドヴィッチは預金を取り消すためだったと主張し、八百長に参加したことも否定した。

 元レバンテCBセルヒオ・バジェステロスは、試合後に口座から下した大金について私用で使ったと特捜部に供述。同じく八百長への関与を否定した。

【了】

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