「複数のポジションができる選手を好む」ハビエル・アギーレ監督【写真：Getty Images】
日本代表ハビエル・アギーレ監督は9日、翌日に迫ったジャマイカ戦（新潟）向けた前日会見に出席した。
9月の2試合では1分け1敗と勝利を挙げることが出来なかったが「やっと初勝利を挙げることができると確信している」と断言し、「苦しい試合になるが、サポーターの皆さんの応援があれば勝利できる」とファンからの後押しを願った。
今回、メンバー発表の時点ではMF登録となっていた森重真人については、DF吉田麻也が負傷離脱したため「バックラインでプレーする」と明言した。
その守備面では前回はミスも重なって2試合で計4失点しているだけに「明日ピッチに立つ11人にはいい守備をしようと言うつもりだ」としながらも「もちろん、いい攻撃を仕掛けろとも言う」と、攻守に積極的な姿勢を求めた。
とは言え、前回も今回も“親善試合”。最も重要なのは来年1月に開幕するアジア杯であるため、「私が現在行っているのは、アジア杯に挑むための日本のベストな23人を見つけることだ」と、あくまで選手選考の場であることを強調した。
そのため、ジャマイカ戦とブラジル戦で選手を大きく入れ替えるのかを問われると「ジャマイカ戦後、状況を見てブラジル戦でも同じメンバーなのか入れ替えるのか考えたい」と語ったものの、最後には「両試合とも勝利を目指していく。楽なことではないがトライしていく」とやはり結果も追求する意思を示した。
そして、選手選考において注目しているポイントについては「複数のポジションができる選手を好む」とし、「岡崎は右でも左でも真ん中でもプレーできる選手。香川も、本田も、酒井高も、森重も、武藤も複数のポジションが出来る。使える選手がたくさんいるのは、私にとって幸運なことだ」と語った。
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