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ドイツ鉄道、週末にストライキを決行。スタジアムへ向かうサポーターにも影響及ぼす可能性も

text by 編集部

ドイツ鉄道、週末にストライキを決行。スタジアムへ向かうサポーターにも影響及ぼす可能性も
ドイツ紙『ビルド』より

 DB(ドイツ鉄道)は17日に、GDL(ドイツ機関士労働組合)が18日と19日にかけてストライキを行うことを発表した。

 ドイツの各紙によれば、ストライキは現地時間18日未明から20日未明まで行われ、およそ17000本の車両が運休するという。これにより、週末行われるブンデスリーガを観戦に遠方から訪れるサポーターたちは、大きな影響を被ると予想している。

 毎週末に約10万人のサポーターたちが、鉄道を利用して観戦に訪れるというブンデスリーガ。平日を避けたストライキだったが、彼らにとっては災難だったようだ。さらに、ドイツの7州では、秋の行楽シーズンの催しが開催される予定もあり、混乱は避けられそうにない。

 ブンデスリーガの各クラブは、試合開催の混乱を避けるため『フェイスブック』や『ツイッター』、ホームページで情報を開示するなど対策に追われている。また、サポーター同士も、同SNS上で専用ページを作り、車の相乗りを呼びかけるなどしているようだ。各クラブ関係者はこの状態に「非常に迷惑な話だ」と、頭を抱えている。

 さらに、クラブやサポーターだけでなく、警察すら混乱しているという。要注意とされるサポーターも多い上に、ストライキにより殺気立つサポーターが増えると予測。そのため、普段よりも増員し、監視にあたらなければいけない。

 そして、警察連合のイェルグ・ラデック副総監は「危険な状態は、道路でも言える。特にパーキングエリアやガソリンスタンドは警戒が必要だ」と、鉄道やスタジアムだけでなく、道路においても注視する必要があると述べている。

 さらに「この状況は警察にとっても、不愉快だ。しかし、我々は混乱を阻止しなければいけない」と話している。

【了】

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