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元マンU・スコールズ氏、「リバプールにジェラードを温存する余裕はない」。ベテラン選手の扱い方についても言及

text by 編集部 photo by Getty Images

元マンU・スコールズ「リバプールにジェラードを温存する余裕はない」ベテラン選手の扱い方についても言及
元マンチェスター・ユナイテッドのMF、スコールズ氏【写真:Getty Images】

 元マンチェスター・ユナイテッドのMFポール・スコールズ氏が、リバプールのブレンダン・ロジャース監督に苦言を呈した。現地時間の6日、英紙『インディペンデント』のウェブサイトで明かしている。

 ロジャース監督は、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグのレアル・マドリー戦で、スティーブン・ジェラードはじめ主力7選手を温存。

 0−1と敗れたこともあり、ロジャース監督の采配については多くの批判が寄せられた。スコールズ氏も自身の経験も踏まえた上で、特にジェラードの欠場について批判的に話している。

「今のリバプールはジェラードに休息を与えている余裕はない。そこまで強くない」と、リバプールの戦力について語った。

 今夏に大量補強をしたリバプールだが、精神的支柱でもあるジェラードの穴を埋めるには十分な選手層ではないと指摘した。

「それでも、もしジェラードが全てのゲームに出場できないと言うなら、先週土曜日のニューカッスル戦で休みを与えるべきだった」

 ジェラードも34歳を迎え、かつてのようにフル稼働は難しくなっている。

 そうしたベテラン選手のマネジメントについては、かつての恩師アレックス・ファーガソン氏が素晴らしかったとスコールズ氏は話す。

「(ベテラン選手とっては)いつプレーしいつ休むのかしっかりと分かっている監督が必要だ。彼(ファーガソン氏)は僕を起用しようと思ったら、試合の1週間か10日前には伝えてくれていた」

 どんな選手にも必ず衰えはやってくる。長くプレーするためには選手個人のコンディショニングだけでなく、こうした良き理解者が近くにいることも必要不可欠なようだ。

【了】

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