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インザーギ監督「ミランのファーガソンになりたい」。ビッグクラブへの再建に意欲。本田ら選手のプロ意識も称える

text by 編集部 photo by Getty Images

インザーギ監督
フィリッポ・インザーギ監督【写真:Getty Images】

 低迷するミランの監督に就任して半年が経とうとしているフィリッポ・インザーギ監督。14日、ミラノの新聞『コリエレ・デッラ・セーラ』の独占インタビューに答え、ミランへの想いを語った。

 先週末に引き分けたサンプドリア戦について聞かれたインザーギは「内容的に最もいい試合」と答え、「少し問題はあるが、チームとして戦えていて、驚くほど一丸となることができた」振り返る。

 さらに「選手たちに悪いことは一つも言えない。一回も遅刻がなく、規律を乱さず、罰金を科したことがない。みんながとてもまじめで、ミランのユニフォームのために頑張っている」と本田圭佑ら選手のプロ意識を称えた。

 監督業1年目の今季、オーナーであるシルヴィオ・ベルルスコーニ氏がクラブハウスに来た際は、20年はミランの監督を務めて欲しいと請われ、トップからの信頼も厚い様子のインザーギはこう続けた。

「僕の夢はミランのファーガソンになること。なぜならこのクラブは僕のことをすごく理解していて、辛いときもみんなが僕のことを大切にしてくれる」

 なかなか勝利が続かないチーム状況ながら、「僕はポジティブに考えている。サポーターもポジティブに考えるべきだ。少しずつ昔のミランみたいにトッププレーヤーとタイトルが必ずやって来るはずさ」と相思相愛のチームとともにインザーギ監督は現状を楽観しているようだ。

 来週末の23日には同じ街のライバル・インテルとのダービーが控えており、それについては「ミラン対インテルはいつも最高の試合になる。いつかミランとインテルは再びビッグクラブに戻れるはずだ。できればミランが先に戻りたいけどね」とライバル対決に闘志を燃やしている。

 そして、今後の展望について「ミランは近いうちにタイトルを獲ることができる。いつかはわからないが近いうちに」とし、「今は優勝したいというより、全力を尽くしたい。懸命に努力すれば結果は出るとわかっている。ただ、長くミランにいたい」と“ミランのファーガソン”になるべく力を蓄えていく意思を覗かせた。

【了】

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