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ドルトムント、後半に追いつかれパダーボルンとドロー。香川はインパクト残せず途中交代

text by 編集部 photo by Getty Images

消化不良のまま試合を終える

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スタメン出場を果たした香川真司【写真:Getty Images】

 ドイツ・ブンデスリーガの14-15シーズン第12節が行われ、日本代表MF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントは、アウェイに乗り込みパダーボルンと対戦した。ドルトムントの香川はトップ下でスタメン出場を果たしている。

 代表ウィークによる中断前、ドルトムントは好調ボルシアMGを相手に怒涛の攻撃を展開し、8試合ぶりの勝利を収めた。オウンゴールが決勝点だったとはいえ、貴重な勝点3を手にしたことはチームにポジティブな雰囲気をもたらしたはずだ。

 2分、ムヒタリアンがドリブルで持ち込みラストパスを送る。斜めに走ったロイスが抜け出すもGKが先にボールを抱える。

 ポゼッションを高めながら攻め手を伺うと、絶好のチャンスが訪れる。

 12分、左のドゥルムがライナー性のクロスを入れると、オーバメヤンがフリーで合わせてドルトムントが先制に成功した。

 その後もドルトムントはボールを支配したが、不用意なミスが続き勢いが削がれていく。パダーボルンに攻め込まれるなど不安定な時間が続く。

 ドルトムントは攻撃が単調で、プレー精度も低い。それでも前半アディショナルタイム、オーバメヤンのスルーパスに抜け出したロイスが落ち着いて決めてリードを2点に広げた。

 56分、オーバメヤンが仕掛けから強烈なシュートを放つもGKにセーブされる。

 香川は58分にグロスクロイツと交代でピッチを後にした。トップ下で積極的にボールを受けようとしたが、得点に絡むなど効果的な働きはできなかった。

 すると香川の交代直後の60分に1点を返される。そして81分にはCKから決められ同点ゴールを奪われてしまう。

 結局このまま2-2の引き分けで試合終了。ドルトムントは攻撃がチグハグで勝負所の脆さも露見した。

【了】

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