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シャルケ、不満の残る内容で年内最終戦はスコアレスドロー

text by 編集部 photo by Getty Images

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攻守に奮闘した内田篤人【写真:Getty Images】

 ブンデスリーガ第17節、シャルケ対ハンブルガーSVの試合が行われ、スコアレスドローに終わった。両チームとも前半戦すべての日程を消化し、リーグ戦は約1ヶ月のウィンターブレイクに入る。

 ウィンターブレイク前最後の試合を勝利で終えたいシャルケは内田篤人がいつも通りスタメンに名を連ねた。

 シャルケのフォーメーションは3-5-2。ノイシュテッター、サンターナ、ヘーベデスが最終ラインを形成し、内田は右ウィングバックで出場となった。

 先制点が欲しい両チームだが、前半チャンスを多く作ったのはシャルケ。チームトップの9得点を挙げているシュポ=モティングの単独突破をはじめ、多彩な攻撃でハンブルクゴールに迫ったが、決め手を欠いて前半は無得点。

 一方のハンブルクは16試合を終えてブンデスリーガ全クラブ最低の9得点しか挙げられていない現状を反映するような前半に。

 パス成功率が3割台と全く自分たちの形を作らせてもらえず、前半終了間際に訪れたルドニェフスの決定機もシュートを枠内に飛ばすことができなかった。

 後半に入って51分、ハンブルクに再び決定機がやってくる。かつてシャルケでもプレーしたホルトビーがエリア外から放ったシュートは、フェーアマンが片手で弾き出し、得点を許さない。

 ホルトビーは高い位置で広範囲に動き回ってボールに絡み、常にシャルケ守備陣の脅威となり続ける。

 対するシャルケは散発的にチャンスこそ作るものの、前半に比べて決定的な場面は少なく先制点が遠い。68分にはオーバーラップしてエリア内に侵入した内田が相手に倒されるも、PKの笛は吹かれなかった。

 中盤での不用意なパスミスからハンブルクにカウンターを許す場面が増え、守護神フェーアマンが活躍するシーンが多くなる。78分にはエリア外まで飛び出して相手FWとの競り合いまで強いられた。

 80分、久々に訪れた決定機でシュポ=モティングが放った強烈なシュートはハンブルクのGKドロブニーが腕一本でファインセーブ。

 さらに84分、CKのボールをドロブニーが弾き、こぼれ球にノイシュテッターが詰めたが、シュートは惜しくもポストを叩いた。

 シャルケはラストプレーでCKを蹴らせてもらえないまま試合終了の笛が吹かれてしまった。

 その後も1点が遠かった両チームの対決はドロー決着。勝てばボルシアMGとレバークーゼンの結果次第では3位浮上の可能性もあったシャルケにとっては痛い引き分けとなった。

 フクスとバルネッタを下げたことで自ら流れを悪くしてしまったが、後半戦はディ・マッテオ監督の手腕にも注目が集まりそうだ。

【了】

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