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香川真司 9年前

残留確率は50%。奈落に落ちたドルトムント。香川は出場45分で最低の評価「当たり障りのなさで唖然」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

香川とインモービレに手厳しい評価

 そして「また劇的なこと」として、「ブンデスリーガの51シーズン中の39シーズンで、最もアウェイ成績の悪いチームが降格した(76%)。そしてそれは目下のところ:ドルトムント」と記した。

 ビルト日曜版によるブレーメン戦のドルトムントの先発メンバーの採点は次のとおり。

【GK】ランゲラク「3」、【DF】ピシュチェク「5」、ギンター「6」、フンメルス「5」、シュメルツァー「6」、【MF】キルヒ「6」、ケール「6」、オバメヤン「5」、ギュンドアン「5」、グロスクロイツ「6」、【FW】インモービレ「5」。

 軒並み低い点数の中で、途中出場の香川真司に対しても「6」と厳しい評価である。

 21日付のルール地方の地元紙デュッセルドルフ・エクスプレス日曜版は「10敗目!クロップ:『我々は愚かな人間のようにここに立っている』」という見出しでブレーメン対ドルトムントの一戦を報じた。同紙もビルト日曜版と同様に「ボルシアは初めて降格圏で冬を越す」といった点に触れている。

 デュッセルドルフ・エクスプレス紙は香川について「2000万ユーロ(約29億円)のお買い物のチーロ・インモービレと800万ユーロ(約11億7000万円)で移籍復帰したシンジ・カガワは当たり障りのなさでこちらを唖然とさせる」と手厳しい。

 ビルト日曜版はクロップの次のような言葉を掲載した。

「我々は今3週間の準備を持つ。我々はそれを集中的に利用し、そうして全く違った姿で戻って来る。そして我々は反撃するつもりだ。なぜなら我々は反撃しなければならないからだ」

 ドルトムントの指揮官は、闘う姿勢を示したという。

【了】

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