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【海外メディアはこう見た】チェルシー対マンチェスター・シティ

プレミアリーグ第23節チェルシー対マンチェスター・シティが現地時間の1月31日に行なわれた。首位と2位による注目の一戦をフットボールチャンネルのマッチレポート、世界各国のメディアや記者たちの意見、SNS上の情報とともに振り返ろう。

text by 舩木渉 photo by Getty Images

なかなか出番に恵まれていないレミー

【海外メディアはこう見た】チェルシー対マンチェスター・シティ
SNS上の情報とともに振り返るチェルシー対マンチェスター・シティ戦【写真:Getty Images】

 プレミアリーグ第23節で首位チェルシーと2位マンチェスター・シティが激突。

 チェルシーのGKペトル・チェフは試合前に「ビッグゲームがやってくる。準備はいいかい?」とツイート。準備はOK、試合を見ていこう。

 チェルシーはジエゴ・コスタが出場停止、セスク・ファブレガスが負傷で欠場となり、ロイク・レミーとラミレスが先発出場。ガリー・ケーヒルもベンチスタートとなり、クルト・ズマがスタメンに名を連ねた。

 フォーメーションは4-5-1
GK:ティボ・クルトゥワ
DF:ブラニスラフ・イバノビッチ、ジョン・テリー、クルト・ズマ、セサル・アスピリクエタ
MF:ラミレス、ネマニャ・マティッチ、ウィリアン、オスカル、エデン・アザール
FW:ロイク・レミー

サブ:チェフ(GK)、アケー、ケイヒル、ロフタス=チーク、クリステンセン、ドログバ、ブラウン

 この試合に先発したイバノビッチはチェルシーでの通算300試合出場を達成。プレミアリーグでも通算200試合出場となった。

 マッチデープログラムの表紙はもちろんイバノビッチ。今季はここまでリーグ戦全試合フル出場を続けている。

 チェルシー移籍に合意したと報じられていたコロンビア代表のファン・クアドラードもスタンフォード・ブリッジで観戦していることをツイート。

 こちらはアウェイに乗り込んだシティのスターティングメンバー。右SBにサバレタではなくサニャを起用。かつてのホームに帰還することで注目されていたランパードはベンチスタートとなった。

 フォーメーションは4-5-1
GK:ジョー・ハート
DF:バカリ・サニャ、マルティン・デミチェリス、ヴァンサン・コンパニ、ガエル・クリシ
MF:フェルナンド、フェルナンジーニョ、ヘスス・ナバス、ダビド・シルバ、ジェームス・ミルナー
FW:セルヒオ・アグエロ

サブ:カバジェロ(GK)サバレタ、コラロフ、ボヤタ、ランパード、ジェコ、ヨベティッチ

 ランパードはウォーミングアップ中にゴールまで約30mの距離からクロスバー当てに挑戦。左足は2度試みて惜しくもヒットせず。右足では一度のチャレンジで成功させた。

 チェルシーは今季11試合クリーンシート(無失点試合)を達成しているが、これは全チーム中最も多い記録。この試合でも自慢の守備力は発揮されるのか。

 なかなか出番に恵まれていないレミーだが、得たチャンスを28.6%の確率でゴールに結びつけている。この試合ではD・コスタの代役として結果を出すことができるだろうか。

 スタンドには「フランク・ランパードは永遠に私たちの心の中にいる」というフラッグを掲げるチェルシーサポーターの姿が。

 一方、「ランパード、お前はレジェンドではない。お前はチェルシーやチェルシーファンにとってはもう裏切り者だ」と書いたボードを掲げるサポーターも。ランパードに抱く感情は人それぞれのようだ。

 チェルシーファンは「ジエゴ、ジエゴ」と歌い、D・コスタの出場停止処分に対して怒りを表明。

 そんな中、試合がキックオフするが、開始からやや硬い展開に。両チームとも守備の意識が高く、簡単にはチャンスを作れない。チェルシーはD・コスタの強引な突破やセスクのキラーパスという武器を欠いて明らかに迫力不足だった。

 均衡を破ったのはレミーの一撃。前半残り5分を切って、イバノビッチのクロスをエデン・アザールが折り返し、最後はレミーが詰めてチェルシーが先制する。

 レミーは通算8本目のシュートで今季3得点目をゲット。決定力の高さを見せつける。

 対するシティは45分、クルトゥワが処理しそこねたボールにアグエロが反応してシュート。ゴールの目の前でシルバがコースを変えて押し込み、同点に追いついた。

 シルバは今季7得点目。この時点で昨季のシーズン得点数に並んだ。

 前半は1-1で終了。チェルシーは3本しかシュートを放てなかったが、全体的にチャンスの少ない展開でもあった。

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