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【海外メディアはこう見た】チェルシー対マンチェスター・シティ

text by 舩木渉 photo by Getty Images

ランパードがスタンフォード・ブリッジに帰還

 後半、モウリーニョ監督はマーク・クラッテンバーグ主審の判定に不満をあらわにする場面が増える。

 『BBC』のフィル・マクナルティ記者も「モウリーニョは満足していない。マーク・クラッテンバーグとの間に激しい意見の差がある」とコメント。

 シティは77分に足をつったフェルナンドに代えてランパードをピッチへ。移籍後初めてスタンフォード・ブリッジのピッチへ帰還したランパードは、ベンチでジョゼ・モウリーニョ監督とも握手をかわした。

 ランパードは今季途中出場で4得点を挙げているが、これはニューカッスルのハピス・シセに次いで2番目に多い数字。

 最終盤、19歳になったばかりのロフタス=チークがプレミアリーグデビューを果たす。

 後半はスコアが動かず、1-1のまま試合終了。この結果首位チェルシーと2位シティの勝ち点差5は変わららなかった。

 90分を終えての最終スタッツ。

 この試合でチェルシーが放ったシュートは3本のみ。つまり後半は1本も打たせてもらえなかったということだ。これは2003-04シーズン以来の最少本数記録となっている。

 試合後、元イングランド代表FWガリー・リネカー氏は「クルト・ズマ、とんでもない才能だ」と若手DFのプレーを絶賛。

 試合終了直後、ランパードとテリーが熱い抱擁を交わす。

 ランパードは古巣のサポーターからの声援に応えながら、おそらく最後になるだろうスタンフォード・ブリッジのピッチを去った。

 プレミアリーグトップ2の順位表。この試合は引き分けたため勝ち点差は変わらず5のまま。

 米『スポーツ・イラストレイテッド』誌のグラント・ウィール記者は「クルトゥワのミスに驚かされた」とコメント。クルトゥワは同点ゴールにつながるミスを犯していた。

 英『テレグラフ』紙のポール・ヘイワード記者は「シティは今日、勝利に値するいいプレーをした。チェルシーに仕返しする機会を逃してしまった」と試合を分析している。

 昨年9月にシティのホームで対戦したときもこの試合と同じく1-1のドローだった。

 シティのマヌエル・ペジェグリーニ監督コメント「我々は非常にいい試合をしたし、開始から3ポイントを獲りにいっていた」。

 ランパードの試合後コメント「興奮していたけど…緊張してもいた。両チームのファンから歓迎されて嬉しかったよ」。

 ランパードのコメント記事。

 フットボールチャンネル記者によるマッチレポート。

 チェルシーは次節アウェイでアストン・ビラと、シティはホームでハル・シティと対戦する。

【了】

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