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D・アウベスはバルサ残留希望も…後釜候補の存在が報じられる

text by 編集部 photo by Getty Images

D・アウベスはバルサ残留希望も…後釜候補の存在が報じられる
ダニエウ・アウベス(写真右)と後釜候補のダニーロ(写真左)【写真:Getty Images】

 ダニエウ・アウベスとバルセロナの関係はやはり終わりに近づいているのか。スペイン紙『スポルト』は6日、両者の考えに相違があると報じている。

 以前からパフォーマンスの低下を指摘され、プレミアリーグ方面からの誘いもあったD・アウベスだが、ルイス・エンリケ監督が就任した今季はチームに残留し、これまでと変わらず右SBのレギュラーとしてプレーを続けている。

 そのプレーやピッチ外での姿勢をルイス・エンリケ監督もたびたび称賛しており、クラブと選手、両者の関係は再び元通りになったと思われていた。

 しかし、現実は違ったようで、フロントは今季終了とともにD・アウベスを放出すべく動いているという。というのも今年6月で切れる契約の延長交渉は遅々として進まず、放置された状態にあるのだ。

 一方のD・アウベス本人はバルサ残留を望んでいるようだ。年俸の大幅な減額を受け入れ、3年契約での残留を希望していると『スポルト』紙は記している。

 そもそも放出か残留かという部分で思惑に相違があるうえ、選手側が長期契約を希望していては歩み寄りようがない。

 そして、早くもD・アウベスの後釜候補についても報じられている。こちらも6日付の『スポルト』紙が伝えた。

 今季開幕前にD・アウベス放出に備えてサンパウロからドグラスを獲得したが、まったく使い物にならず持て余している。さらに、これまで控えを務めてきたマルティン・モントーヤにも移籍の噂が絶えない。

 そこでバルサが次なるターゲットとして目をつけたのが、ポルトに所属するブラジル代表DFダニーロだ。

 ロンドン五輪に出場し、ブラジル代表にも定着しつつある23歳の右SBは、D・アウベスと非常に似通ったプレースタイルな上、ボランチにも対応できるユーティリティ性も持ち合わせている。

 獲得に向けた唯一の障害は5000万ユーロ(約67億円)とも言われる高額な違約金だが、ダニーロとポルトとの契約は2016年6月までのため、今季終了後であれば多少の減額が見込める。

 バルサでのD・アウベスの冒険が終わりに近づいていることは間違いない。今季終了後に新たな右SBがやってくるのか、それとも別の選択肢があるのか。今後もこの話題に関する報道は過熱しそうだ。

【了】

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