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ファン・ハール、ルーニーの中盤起用は苦肉の策「MFに問題がある」

text by 編集部 photo by Getty Images

ファン・ハール、ルーニーの中盤起用は苦肉の策「MFに問題がある」
マンチェスターユナイテッドのルーニー【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は引き続きウェイン・ルーニーをMFとして起用していく考えを持っている。14日にイギリス『ガーディアン』が指揮官のコメントを報じた。

 ルーニーのMF起用についてはイングランド代表監督のロイ・ホジソンが否定的な意見を出していた。

 これに関してはファン・ハールも「ストライカーとして起用したほうがより良いプレーをするという意見には同意」としているが、それでも「もし彼をFWで起用すればMFに問題が発生する」と、苦肉の策であることを明かしている。

 指揮官は前節バーンリー戦の前には、ルーニーのFW起用の可能性について「状況次第」と発言していた。そして、現在のFW陣に関しては「異なったタイプのストライカーを求めている。ご存知のように我々には5人のFWがいる」と話している。

 これに含まれるのはウェイン・ルーニー、ロビン・ファン・ペルシ、ラダメル・ファルカオ、ジェームズ・ウィルソン。そしてここ最近はターゲットマンとして最前線で起用されることの多いベルギー代表マルアン・フェライニのことを指しているようだ。

 9試合ノーゴールの続くキャプテンのルーニーだが、ここまではリーグ戦で8得点を決め、ファン・ペルシ(10)に次ぐチーム2位の得点数を記録している。

 クラブの歴代得点ランキングでは224得点で3位につけている。2位デニス・ロー氏の持つ237得点まであと13、1位のボビー・チャールトン氏の249得点までは25と迫っている。このままMF起用が続けば、記録達成にはまだ数シーズンは掛かりそうだ。

【了】

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