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水戸ホーリーホック、2015補強診断。進む世代交代、低予算クラブの再出発

フットボールチャンネルでは開幕に向けて、J2各クラブの補強動向を診断していく。今季の目標に向けて、効果的な補強を行うことができたクラブはどこなのか。今回は、昨季14位でシーズンを終えた水戸ホーリーホックを占う。

text by 編集部

ベテランが大量退団。世代交代で低迷を抜け出せるか

 J1、J2全クラブ中最低規模の予算で知られる水戸にとって、毎年難しい立ち回りを強いられるのが移籍市場だ。

 今季は鈴木隆行、尾本敬、冨田大介といったチームの精神的支柱だったベテランたちを一度に放出した。彼らの代わりに加入したのは高校・大学を卒業したばかりでJリーグ経験のない、または経験の浅い選手たちばかりで、チームが世代交代を推し進めていることが見て取れる。

 10位以内に入ったのは2009年が最後で、翌年からは16位、17位、13位、15位、15位と低迷が続いているが、昨季から大きな戦力アップはないため、現実的な目標としてはひと桁順位ということになるだろう。

 昨季は一昨季に比べて失点を12減らしたが、得点も4減ってしまい、結局守備の向上を生かしきれなかった。今季は世代交代が進んだ中で、若い選手たちに昨季以上の奮起が求められる。

2015シーズン 戦力入れ替え

水戸ホーリーホック、2015補強診断。進む世代交代、低予算クラブの再出発

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