復活のドルトムント、ヴァツケ社長も安堵
「ほっとしたよ」と、ドルトムントの社長ハンス・ヨハヒム・ヴァツケ氏は漏らした。2015年3月2日付のキッカー紙が記している。
ドルトムントがシャルケに快勝したダービーから2日経ってなお、取沙汰されるのは“バットマン&ロビン”―先制ゴール後のオーバメヤンとロイスのパフォーマンスである。キッカー紙は「スーパーヒーローの復帰」という大きな見出しを付けた。
1日にヴァツケ氏は同紙に対して「我々は方向を見失っていない。シーズンの終わりには真っ先に総括をする」と語って、決して今季これまでの低迷を忘れた訳ではない、といったような慎重な姿勢を崩してはいない。それでも「スーパーヒーローの復帰」したダービーの勝利には胸をなで下ろしたようである。
「ほっとしたよ。火曜の夜にはドレスデンでのカップ戦で世間はもう次に目を向けているだろうけどね」
3日にドルトムントはアウェイで、ディナモ・ドレスデンとドイツカップのベスト16を戦う。キッカー紙は、ドルトムントのスポーツ・ディレクターであるミヒャエル・ツォルク氏の「決勝戦は目標のままだ」というコメントを引用する。
キッカー紙による、ドレスデン戦の先発予想は次のとおり。布陣は4-2-3-1である。
【GK】バイデンフェラー、【DF】右SBキルヒ、右CBスボティッチ、左CBフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】ボランチにギュンドアン、サヒン、2列目は右からムヒタリヤン、香川真司、ロイス、【FW】オーバメヤン。
同紙はまた「若干のメンバー変更が考えられる」として、ギュンドアンに代わってベンダー、オーバメヤンに代わってインモービレの先発の可能性に触れている。香川については、そのままトップ下での先発予想である。