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ベガルタ仙台、2015補強診断。残留しても草刈り場に。世代交代で「らしさ」を取り戻せるか

フットボールチャンネルでは、Jリーグ開幕に向けて、Jクラブの補強動向を診断していく。今季の目標に向けて、効果的な補強を行うことができたクラブはどこなのか。今回は昨季14位でシーズンを終えたベガルタ仙台を占う。

text by 編集部 photo by Getty Images

紙一重で残留も、戦力流出は止められず

 昨季の仙台と言えば、グラハム・アーノルド前監督抜きに語ることはできない。手倉森誠氏のU-21日本代表監督就任にともない、シーズン開幕からチームを託されたオーストラリア人指揮官は、クラブに失望と落胆しか残さず解任となった。

 アーノルド監督が指揮したリーグ戦6試合で1勝もできず、2分4敗。3節以降12節まで17位と低迷し、J2降格の危機に瀕する原因となった。

 その後、手倉森監督時代からコーチとしてチームを支えてきた渡辺晋監督の下で復活を遂げ、なんとか14位でフィニッシュ。アーノルド監督が弄ったシステムを従来の4-4-2に戻し、最悪の結末を免れた。

 しかし、残留を決めても選手の流出を避けることができなかった。今季は大幅にメンバーを入れ替え、気持ちあらたに再出発を図る。

2015シーズン 戦力入れ替え

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