【独占インタビュー】市長選出馬の小谷野薫氏。元サンフレ社長が語る広島市の未来と課題

2015年03月26日(Thu)10時02分配信

text by 編集部 photo Ryota Harada , Yasuhiro Suzuki
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「現職は透明性がない。災害当日の初動も遅れていた」

――今の市政や松井市長をどのように見られていますか?

「まず、透明性がありません。安佐市民病院の建て替え問題、アストラムラインの延伸問題、さらにはスタジアム問題と市民にとって『どうなっているのかわからない』問題が多く、非常に不明確な部分が多いです。そして、一番問題が昨年、8月の土砂災害の問題です。

 私の前任のサンフレッチェ社長の本谷さんは『1日24時間働く』と仰っていた。私はそれを受けて『1日25時間働く』と言いました。そして、サンフレッチェの経営で成果をあげてきました。それをふまえて、今回、私は市長になったら『1日30時間働く』と言いたい。それくらい本気でこの問題は取り組まないといけません。

 しかし、松井市長は災害当日、4~5時間初動が遅れていました。これはとんでもないことですよ。リスクマネジメントの観点からみても、市民の代表と言う立場からしても、考えられません。

 私は現場主義です。縦割り行政のしがらみを越えて、被災者の声にできるだけ耳を傾けることが一番重要なはずです」

――また、スポーツやサッカーファンの気になる点としてサッカースタジアム建設問題があります。それについてどうお考えですか。

「まずは『サッカー専用スタジアム』という呼び方を撲滅しなければならないと考えています。サッカー専用スタジアムは元々、『陸上トラックがなく、臨場感のあるスタジアム』というのが定義でした。

 しかし、いつの間にか『サッカー興行のためのスタジアム』というイメージになってしまいました。現在は、音楽ライヴやフェスティバルなど様々な大規模イベントができる『多目的スタジアム』という言い方をしています。

 広島市が現在、旧市民球場跡地で想定している屋根付きイベント広場のような使い方も、コンコースを広く作れば対応できます。さらに、都市公園法の制約のなかでも付帯設備を作り、一年にわたって人を呼び込み、収益を生むスタジアム作りができると思っています」

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