マンチェスター・ユナイテッドがエールディヴィジを制したPSVのオランダ代表FWメンフィス・デパイの獲得について調査に動いている。だが、「非常に高額」との警告も受けている。

　21歳のデパイは今季、リーグ戦で20得点を記録。18日にリーグ優勝を飾ったヘーレンフェーン戦では見事な直接FKを決めるなど、PSVの7季ぶりの優勝に大きく貢献した。

　PSVのマルセル・ブランズTD（テクニカルディレクター）は、オランダのテレビで、「我々はデパイに関して彼らから電話をもらった」と述べた。一方で、「だが、まだ話し合いはしていない。複数のトップクラブが彼への関心を示している」と、他クラブからの関心も認めている。

　冬のマーケットでは、トッテナムが1500万ポンド（約26億6000万円）前後のオファーを出したが断られたとの報道もあった。ブランズ氏によると、PSVがデパイ放出を受け入れるには、それ以上が必要とのことだ。

　ブランズ氏は「トッテナムのオファーよりもずっと高い金額になるだろう。彼は非常に高くなるはずだ」と、決して安売りはしないことを強調した。

　18日の試合後、PSVのフィリップ・コクー監督は報道陣に、デパイや彼のオランダ代表のチームメートでもあるジョルジニオ・ワイナルドゥムが移籍するとの見解を示していた。

　コクー監督は「彼らが2人とも去る可能性は本当に高い。だが、私はチームの他のメンバーを残したいと思っているよ。いくつかの変更は悪くない。だが、多すぎてはいけないんだ」と、暗に2人の移籍を認める発言をしている。

　ユナイテッドはオランダ人ストライカーを獲得してきた経緯がある。現チームにはロビン・ファン・ペルシがおり、かつて所属したルート・ファン・ニステルローイ氏は、サー・アレックス・ファーガソン氏の下で、クラブで最も多くの得点を挙げたストライカーの一人となっている。デパイは彼らの後に続くことになるのだうか。

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（※）本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。