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天王山で痛恨ドローのヴェンゲル「チェルシーが王者」

text by 編集部 photo by Getty Images

天王山で痛恨ドローのヴェンゲル「チェルシーが王者」
アーセナルを率いるヴェンゲル監督【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミリーグ第34節が26日に行われ、アーセナルはホームでチェルシーと対戦した。

 首位チェルシーと勝ち点10差のアーセナルは、リーグ制覇に向けて勝利が絶対条件だった。しかし、引き分けでも十分なチェルシーからゴールを奪うことはできず、試合はスコアレスドローに終わり、ポイント差を縮めることは出来なかった。

 英メディア『スカイ』でアーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督は「勝利に必要なパフォーマンスは生み出していた。前半は正しいインテンシティーで戦えたが、決定力を欠いた。後半は我々の強度が落ちてしまい、チェルシーを快適にプレーさせてしまった。

 終了間際の数分間にも危険な状況を作ったが、チャンスをモノにできなくて残念だ。両チームとも守備は良かったが、ファイナル・サードで何かが足りなかった。

 我々は相手のカウンターを意識していたため、ハンドブレーキをかけた状態でプレーする時間帯もあった。敗戦を避けることも重要だったからね。我々はまだ好調を維持している。

 チェルシーがチャンピオンになることは分かっている。今の状況で彼らを追い抜くことは不可能だ」と残り5試合で優勝戦線から離脱した悔しさを露わにした。

 アーセナルは次節、アウェイでハル・シティと対戦。一方、チェルシーはミッドウィークに開催される延期分のレスター戦と来週末のクリスタル・パレス戦に連勝すれば、2009-10シーズン以来となる5季ぶり5度目の優勝が決まる。

【了】

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