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カペッロ監督、古巣同士のCL準決勝を大予想「アッレグリの手腕次第」

text by 編集部 photo by Getty Images

カペッロ監督、古巣同士のCL準決勝を大予想「アッレグリの手腕次第」
ロシア代表を率いるカペッロ監督【写真:Getty Images】

 ロシア代表を率いるファビオ・カペッロ監督が、5日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのユベントス対レアル・マドリーの試合について、伊紙『トゥットスポルト』で自身の見解を述べている。

 68歳のカペッロ監督は、1996-97と2006-07シーズンの計2年間をマドリーで過ごし、どちらの年もチームをリーガエスパニョーラ優勝に導いた。また、ユベントスでも2006-08シーズンのあいだ指揮を執り、スクデット連覇を経験している(のちに剥奪)。

 自身の古巣2チームが対戦することになったCL準決勝についてカペッロ監督は「ユベントスがくじ運に恵まれたと考える人々もいるようだが、それには賛成できない。マドリーに在籍していたことで偏見はあるかもしれないが、バイエルン・ミュンヘンやバルセロナと比べると、攻撃面では遜色がない上に守備面は最も強い。

 1stレグはユベントスのホームで行われるため、彼らは失点をしないよう注意深く戦ってくるだろう。こういった大会では、それが一番重要なルールだ。もし、無失点に抑えることができれば、自信をもって敵地に乗り込むことができる。そうなると、マドリーは不安を抱えたまま2ndレグを戦うことになる」と初戦の結果が決勝進出に大きな影響を及ぼすと予想。

 また、ユベントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督の戦術については「3バックと4バックのどちらで挑むかは、彼自身の決断になる。しかし、守備に重きを置くならば、より組織された布陣を選ぶ方が賢明だ。マドリーにはクリスティアーノ・ロナウドやガレス・ベイルがいるのだからね。アッレグリの手腕は非常に大きな要素を占めるだろう」と明暗を分けるポイントを話した。

 2002-03シーズン以来12季ぶりの決勝進出を目指すユベントスは、大会最多優勝を誇る前回王者のマドリーを相手にどのような戦いを見せるだろうか。

【了】

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