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CLベスト4、1stレグ。過去8戦バルサ1勝。当時の監督ペップはバイエルンへ。それでもオッズが推す理由とは

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

ロッベンに加えてレバンドフスキも…。苦しい状況のバイエルン

 過去の対戦成績を見ると、バルサの1勝、2度のドロー、バイエルンの5勝と圧倒的にバイエルンに分がある。特に直近の対戦となる12-13シーズンのベスト4では、バイエルンホームで4-0、バルサホームで0-3と計7-0という圧勝劇でバイエルンが制している。

 唯一バルサがバイエルンに勝利したのは08-09シーズンのベスト8。ホームでの1stレグで4-0と快勝を収め、アウェイでの2ndレグで1-1のドローに持ち込んだ。

 そして、この時代にバルサを率いていたのがグアルディオラ監督。今季は間逆の立場としてこの対戦を迎えるということとなる。

 では、ウィリアムヒル社のオッズを見てみよう。1stレグの勝敗を予想するオッズでは、バルサに1.73倍、ドローに4倍、バイエルンに4.8倍。ホームチームを圧倒的有利とする配当となった。

 さらに、決勝進出チームを予想するオッズでは、バルサに1.67倍、バイエルンに2.1倍とこちらもバルサを推す結果となった。

 このような配当となった理由としては、やはりバイエルンの負傷者の多さが挙げられる。現在伝えられている負傷者を見ると、ダビド・アラバ、ホルガー・バドシュトゥバー、アリエン・ロッベン、フランク・リベリ、そしてロベルト・レバンドフスキ。

 本来であれば中核を担うべき選手を5人も欠いている状況だ。特にロッベンが今季絶望ともいわれている中でレバンドフスキまで欠けば、さすがのバイエルンも痛手。フェイスガードを着用しての強行出場の可能性も報じられているが、選手のキャリアも含めて慎重に決断を下さなければならないだろう。

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