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CLベスト4、1stレグ。過去8戦バルサ1勝。当時の監督ペップはバイエルンへ。それでもオッズが推す理由とは

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

驚異的な得点力を誇るバルサの3トップ

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メッシ、ネイマール、スアレスの3トップは脅威【写真:Getty Images】

 対するバルサは、負傷者も出場停止者もなし。万全の布陣でこのベスト4を迎えることができる。

 特に、メッシ、ネイマール、スアレスで形成される3トップは、リーガ、CL、コパ・デル・レイの3大会と通して計108得点を記録(メッシ51得点、ネイマール33得点、スアレス24得点)。CLのみに絞っても3人で計20得点(メッシ8得点、ネイマール6得点、スアレス6得点)を挙げている。

 今季、ブンデスリーガ、CL、DFBポカールを通して計46試合でわずか26失点(ブンデス15失点、CL8失点、ポカール3失点)という守備力を誇るバイエルンでも、このバルサの3トップを止めるのは簡単ではない。

 しかし、このCL決勝トーナメントはホーム&アウェイ方式。この場合、2ndレグをホームで戦うチームが有利とされている。

 ベスト16ではシャフタールを相手にアウェイの1stレグで0-0からホームでの2ndレグで7-0の圧勝、ポルトとのベスト4ではアウェイの1stレグで1-3と敗戦を喫しながらもホームで6-1と大量得点を奪って難なく突破したバイエルン。

 仮にカンプ・ノウでの1stレグがバルサの勝利に終わろうとも、アリアンツ・アレーナで行われる2ndレグまで結果は分からないだろう。

 サッカーという競技において、至上の対戦といえるこのカードは確実に5月12日まで楽しむことができる。

【了】

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