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ブッフォン、タイトル剥奪&降格を糧にCL決勝進出誓う「誇りをかけた一戦」

text by 編集部 photo by Getty Images

ブッフォン、タイトル剥奪&降格を糧にCL決勝進出誓う「誇りをかけた一戦」
ユベントスに所属するGKブッフォン【写真:Getty Images】

 ユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンが、現地13日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのレアル・マドリー戦に向けて意気込みを語った。

 ユベントスはトリノでの1stレグを2-1で勝利し、決勝進出に王手をかけた。しかし、敵地サンチャゴ・ベルナベウでの直近3試合は全てで黒星を喫しており、勝負の行方は始まってみないと分からない状況だ。

 前日会見に臨んだ37歳の守護神は「取り巻く状況によって大きなプレッシャーを受けることは不可避だろう。引いて守れば、最後には後悔が待っている。ここ80、90試合のホーム戦の統計を見れば、マドリーは必ず得点を奪っているんだ。だが、彼らは同時に何かを失う傾向がある。そのため、自分たちのアプローチを変えるべきだとは思っていない。インテリジェンスをもって挑む必要がある」と普段通りのプレーに集中することを強調。

 また、2003年のCL決勝進出以降、クラブとともにタイトル剥奪や下部リーグ降格など様々な苦難を乗り越えてきたことに関しては「この旅に誇りをもっている。これまで一緒に戦ってきた選手に感謝したい。マドリー対ユベントスの一戦はプレーヤー、クラブ、そしてファンにとって誇りをかけた戦いだ。この状況で感情的な反応を抑えられる者はいないだろう。長い90分になる」と、ファイナル進出にかけた強い思いを吐露した。

 最後に、今回の決勝開催地がイタリア代表が2006年に優勝したワールドカップと同じベルリンであることについては「ベルリンからベルリンなんて興味深い道のりだね。私はあの時よりも成熟しているし、どんな状況に直面しても乗り越えられると確信している。良いフットボールをして決勝に進みたい」と自身初のCL戴冠を見据えた。

【了】

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