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【全質疑要旨】FIFA「我々は被害者」。幹部逮捕で緊急記者会見、会長の関与なしと18・22年W杯の予定通り開催を強調

text by 編集部 photo by Getty Images

「逮捕はわずか5時間前で、まだ情報を集めている段階」

――朝6時に何が起こったか説明してください。

「私は寝ていた。どうやって捜査が行われたか、問題があったかは弁護士に聞いてほしい」

――ガルシア氏のレポートは当局に渡されているのか?

「昨年11月18日頃、スイス当局の関係者に渡している」

――今日逮捕された関係者はFIFAから締め出されるのか? そしてなぜブラッター会長はリラックスしていられるのだろうか?

「もちろんブラッター会長は事務所で踊っているわけではない。冷静に対応している。逮捕者の締め出しはいまのところない。逮捕だけ、断罪はない」

――ブラッター会長は長年『FIFAを改善したい』と話しているが、いまはFBIやスイス当局が捜査を行っている。これはなぜなのか?

「我々の力だけでなく、サポートが必要だ。よってデータを捜査当局に提供した。我々には警察と同じような力はない」

――実行委員会をクビにする条件は?

「推定無罪の可能性もあり、朝6時の段階ではそのような決断はできない。逮捕はわずか5時間前で、まだ情報を集めている段階。この短時間で何らかの決断をするのは無理だ」

――名前を出さないのは当然だが、FIFAの副会長2名が逮捕されたという情報もある。

「総会に出席するかどうか、金曜日を待たなければならない」

【了】

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