チェルシーで苦しい時を過ごすナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケルは、UAEの強豪アル・アインへの移籍に傾いているようだ。

　アフリカサッカー専門メディア『アフリカン・フットボール』によれば、ミケルの代理人がすでにアル・アイン側と接触しており、2017年までチェルシーとの契約を残す同選手の移籍交渉を始めている。

　チェルシーも移籍金が発生する今夏の退団を容認している模様で、アル・アインが数百万ドルを支払って獲得する見込みだ。

　28歳のミケルは今季リーグ戦18試合の出場にとどまり、先発はわずか6試合しかなかった。2006年にノルウェーのリンから加入した際は特大の才能として期待されたが、近年はひざやハムストリングなど様々な箇所の負傷に悩まされ、年々出場機会が限られるようになっていた。

　UAEリーグ優勝12回を誇る名門クラブには、現在ガーナ代表のエースストライカー、アサモア・ギャンや、UAE代表の大黒柱オマル・アブドゥルラフマン、元チェルシーのスロバキア代表ミロスラフ・ストフが在籍している。

　また、過去には元FC東京のケリーや元柏レイソルのエジウソン、チリ代表の10番ホルヘ・バルディビアらがプレーした。

　ミケルはシーズン終了直後のオーストラリア遠征に参加していたが、そこで行われたシドニーFCとの親善試合が、チェルシーの一員として最後のゲームになってしまいそうだ。

取材協力：Football Channel Asia／Eric Noveanto

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