21世紀に建てられた5つのスタジアム。“歴史と伝統”から“ホスピタリティと美しい外観”へ
フットボールを楽しむには、最高のスタジアムが不可欠だ。現在の日本ではG大阪の新スタジアムのオープンを今年の秋に控えており、新国立競技場は改修問題が大きく揺れている。ここでは、21世紀に建設された世界の5つのスタジアムをご紹介しよう。
2015年06月28日(日)17時00分配信
サン・マメス・バリア
サン・マメス・バリア【写真:Getty Images】
使用チーム:アスレティック・ビルバオ
オープン:2013年9月
費用:1億6000万ユーロ(当時レートで約208億円)
キャパシティ:5万3000人
【特徴】
1913年に建設されたエスタディオ・サン・マメスに代わり、2013年に建設。歴史と伝統、情熱を帯びた“ラ・カテドラル”(旧サン・マメスの愛称、大聖堂の意)からの別れを名残惜しむファンも多かったが、欧州トップクラスのホスピタリティを誇る美しいスタジアムへと生まれ変わった。
スペインでは珍しいドーム型スタジアムとなったサン・マメス・バリアは、変幻自在に外観の色を変え、見る者を魅了した。100年の歴史を持つ旧サン・マメスは取り壊されてしまったが、それに代わる新たなバスクの象徴となった。
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