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ワンバック、悲願だった自身初のW杯制覇に「開始15、6分は天国にいるようだった」

text by 編集部 photo by Getty Images

ワンバック、悲願だった自身初のW杯制覇に「開始15、6分は天国にいるようだった」
米国代表のFWワンバック【写真:Getty Images】

 米国代表のFWアビー・ワンバック(35)が、5日に行われたカナダ女子ワールドカップ決勝で前回王者の日本を破り優勝を果たした喜びを『ロイター通信』など複数メディアに語っている。

 米国は開始16分でMFカーリ・ロイド(3得点)とローレン・ホリデーのゴールで4-0とし、序盤でほぼ試合を決定づけた。ワンバックは後半34分から途中出場すると、5-2の勝利を収め、ピッチ上で歓喜の瞬間を迎えた。

「何か特別なものの一部になれたことを誇りに思う。今日私達が成し遂げたことのためなら、自分自身への賞を手放しても構わない気持ちでいた。最初の15、6分は現実ではなく嘘のように感じたわ。私はすでに死んでいて、天国にいるような気分だったの」

 ワンバックは2003年に代表デビューして以降、五輪では2度の金メダルを獲得。2012年にはバロンドールを獲得し、個人として女子サッカー界のレジェンドに上り詰めた。しかし、米国は母国開催の1999年大会を最後にW杯のタイトルから遠ざかかっていたため、優勝経験のなかったワンバックにとっては自身最後のW杯での悲願達成となった。

【了】

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