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バルサ、異例の”売り戻し”条項付き契約でA・トゥランを獲得

text by 編集部 photo by Getty Images

バルサ、異例の”売り戻し”条項付き契約でA・トゥランを獲得
A・トゥランのバルサ移籍が決定【写真:Getty Images】

 バルセロナは6日、トルコ代表MFアルダ・トゥランの獲得でアトレティコ・マドリーと合意に至ったと発表した。

 移籍金は3400万ユーロ(約46億円)で、最大700万ユーロ(約9億5000万円)がオプションとしてつけられていることも明らかになっている。

 ルイス・エンリケ監督の希望で獲得したアルダはバルサと5年契約を締結したが、未成年選手の国際移籍規程違反による補強禁止処分中のため、来年1月まで公式戦には出場できない。

 また、今回の移籍には珍しい条項も盛り込まれた。それは今月20日までアルダを獲得時の10%未満の価格でアトレティコに売り戻せるというものだ。

 これは18日に行われるバルサの新会長選挙を考慮したもので、仮に新会長を含む新たな経営陣がアルダ獲得に“NO”を突きつけた場合、金銭的負担はあるものの、2日以内に売り戻し権を行使することで取引をなかったことにできる。

 半年間公式戦でプレーできないうえ、新経営陣の決断しだいでは再び所属クラブが変わる可能性があるなど不確定要素の大きい移籍だが、アルダやトルコサッカー界にとって大きな一歩となりそうだ。

【了】

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