女子W杯で優勝する米国代表【写真:Getty Images】
今月5日に行われたカナダ女子ワールドカップ決勝、アメリカ代表対なでしこジャパンの試合が、男女を通じて米国サッカー界過去最多の視聴者数を記録していたことが分かった。
米国は開始16分のうちにMFカーリ・ロイドのハットトリックとMFローレン・ホリデーのゴールで日本を圧倒すると、最終的に5-2の勝利を収め、2003年以来3大会ぶり3度目の優勝を飾った。また、後半途中からは女子歴代最多得点記録保持者のFWアビー・ワンバックと、“1999年組”唯一のメンバーであった40歳のDFクリスティン・ランボーンが投入され、米国内は大きな歓喜に包まれた。
米紙『ニューヨーク・タイムズ』によれば、『FOX Sports』で平均2540万人、スペイン語放送の『Tele Mundo』で平均130万人を記録し、両局合わせて平均2670万人が決勝を視聴したと報じられている。さらに試合終了15分前には最大3090万人に達したという。
これは女子代表の試合の平均視聴者数としては最多の数字であり、これまでは母国開催となった1999年W杯決勝の1800万人が1位だった。また、2014年に行われたブラジルW杯決勝の平均視聴者数は2650万人、米国代表がグループステージでポルトガル相手に2-2で引き分けた試合は平均1820万人だったため、今回の女子W杯決勝の平均視聴者数は、米国で放送されたサッカーの試合および米国代表の試合の数字を塗り替える歴史的な一戦になった。
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