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徳島MF青山隼、選手生活に終止符。8・8水戸戦で引退セレモニー

text by 編集部 photo by Getty Images

徳島MF青山隼、選手生活に終止符。8・8水戸戦で引退セレモニー
青山隼が現役引退を発表(写真は徳島ヴォルティス公式サイトより)

 J2の徳島ヴォルティスは14日、MF青山隼(27)が現役引退することを発表した。シーズン途中だが、クラブは本人の申し出を承諾し、契約を双方合意の上で解除することとなった。今季出場は6試合。

 2006年に名古屋でプロデビューした青山は、C大阪を経て、2009年に徳島に入団。J1昇格を果たした2013年はチームの主力だったが、昨季は怪我もあって不完全燃焼に終わった。徳島では計6シーズンにわたってプレー。通算成績はJ1で7試合0得点、J2で132試合3得点を記録している。

 青山はクラブを通じ「これまで9年半、試合に出ている時もそうでない時も、熱く応援してくださったファン・サポーターの皆様、ありがとうございました。そして、大きなケガもなく丈夫な身体に育ててくれた両親、サッカーをするきっかけを作ってくれた兄に、今まで以上に感謝の気持ちを伝えたいと思います」とコメント。

 続けて「もう一度チャレンジしようとスタートした今シーズンでしたが、自分自身が思い描くプレーが表現できないことがあり、サッカー選手である自己に対しての追求に、キャリアをスタートさせた時とのギャップがあることに気づきました。その気持ちが日々のトレーニングに全力で臨もうとする自分との葛藤を生み、その葛藤に勝てない以上、プロサッカー選手としてこれ以上ピッチに立つわけにはいかないと思い、プロの選手としてのキャリアを本日終えることを決断しました」と引退の理由を語った。

 最後に「新たな道に挑んでいく自分をこころよく送り出してくれるクラブに感謝し、本日、一番長くユニフォームを着たここ徳島の皆様の前でプロ選手としてのキャリアを終え、引退の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました」と締めくくった。

 なお、クラブは8月8日に鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで行われるJ2第28節の水戸戦で引退セレモニーを行うことを併せて発表している。

【了】

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