東アジアカップに参加中の日本代表は7日、中国との最終戦に向けて練習を行った。

　この日も長いミーティングが行われたが、藤田直之は「フィジカル、運動量など、Ａ代表として戦っていくならすべてをレベルアップさせないといけない」と、その内容について話した。Jリーグでは通用していても、世界で戦う上では物足りないということだ。

　藤田の所属するサガン鳥栖は、豊富な運動量や激しいファイトスタイルでお馴染みだ。しかし、「この間の試合で、球際全部勝てたかっていったらそうでもなかった」と振り返る。また相手とのボールの奪い合いだけでなく、「もっとスプリントで上に上がる回数を増やしていかないといけない」と、攻撃面でも成長の余地があると感じているようだ。

　またヴァイッド・ハリルホジッチ監督については「思ったことをそのまま伝えてくれる方」という印象を持ったようだ。「厳しいこともしっかり言ってくれるので、聞く側の気持ち次第」と、指揮官の正直な指摘を素直に受け止めるつもりだ。

　追加招集という形で初選出された藤田。代表デビューとなった韓国戦では持ち味を発揮する場面もあった。指揮官はチームに厳しい言葉もかけるが、藤田はそれを糧にする覚悟がある。中国との最終戦で、彼の出番は訪れるだろうか。

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