リバプールに所属するFWバロテッリ【写真:Getty Images】
リバプールに所属するイタリア代表のFWマリオ・バロテッリが、中東からのオファーを拒否していたことが明らかになった。
リバプールは今夏、FWリッキー・ランバートをウェスト・ブロムウィッチ(WBA)に放出し、U-21イングランド代表のFWダニー・イングスやベルギー代表のFWクリスティアン・ベンテケを補強するなどして、攻撃陣の総入れ替えを行っている。2014年夏に移籍金1600万ポンド(約30億円)で加入したバロテッリも例外ではなく、昨季のプレミアリーグで16試合中わずか1得点にとどまったため移籍が取り沙汰されている。
伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、イングランドで不振に終わったバロテッリに対し、UAEのアル・アハリ・ドバイが獲得を申し出たと報じられている。また、クラブを率いるルーマニア人指揮官のコスミン・オラロイ監督は「代理人のミーノ・ライオラと話をしたが、バロテッリは移籍を拒否した。彼は別のチームでプレーしたがっている」とコメントし、オファーは提示したものの同選手が中東行きに関心がないことを伝えている。
なお、バロテッリにはセリエAの複数クラブが興味を抱いており、サンプドリア、ボローニャ、ラツィオ、フィオレンティーナなどが移籍先候補に浮上している。しかし、高額な移籍金と年俸がネックとなり、どのチームも未だ合意には至っていない。バロテッリは今夏の移籍市場で母国に帰還することになるのだろうか。
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