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90分間“縦ダッシュ”を繰り返した岡崎。プレミアデビュー戦で見せた揺るぎない信頼と圧倒的存在感

text by 編集部 photo by Getty Images

すでに攻撃の中心として機能。次に求められるのは“初ゴール”

 レスターには昨季11得点で残留に大きく貢献したアルゼンチン人FWレオナルド・ウジョアがいる。しかし、岡崎はエースをベンチに追いやり、先発フル出場を果たした。サンダーランド戦ではFWとして最初に求められるゴールという結果を出していないにもかかわらず、ゴールを挙げた選手たちが交代させられたことからもラニエリ監督からの信頼が絶対的なものだと読み取れる。

 ブンデスリーガで実績を積んだ日本代表FWはイングランドでもすでにチームメイトや指揮官のハートをがっちりつかんでいる。今後ゴールが生まれなければポジションを奪われる可能性もあるが、現状チームの攻撃の中心は間違いなく岡崎だ。

 周囲の信頼を揺るぎないものにし、次に求められるのはもちろん「ゴール」のみ。プレミアリーグ初ゴールをチームメイト、監督、ファン…誰もが待ち望んでいる。90分間チームのために走り続け、巧みなポジショニングと高い動き出しの質で相手の脅威になり続ける岡崎にゴールの女神がほほ笑む日は近い。

【了】

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