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モウリーニョ、シティ戦は女医のベンチ入り認めず「向上には意見の相違が必要」

text by 編集部 photo by Getty Images

モウリーニョ、シティ戦は女医のベンチ入り認めず「向上には意見の相違が必要」
会見に出席するモウリーニョ監督【写真:Getty Images】

 チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、16日のマンチェスター・シティ戦に向けた記者会見に出席し、エバ・カルネイロ医師を含む一部のメディカルスタッフがベンチ入りしないことを明言したと、英メディア「スカイ」が報じている。

 モウリーニョ監督は、プレミアリーグ開幕戦のスウォンジー戦終盤にファウルを受けたMFエデン・アザールの要請でピッチ内に入り治療を行ったカルネイロ医師らメディカルスタッフに激怒。試合後、1人少ない状況で戦っていたにもかかわらずアザールが一度ピッチを離れなければならなくなったことに「試合を理解してほしい」と苦言を呈した。しかし、イングランド国内の医療専門家やサッカーファンはカルネイロ医師らメディカルスタッフは職務を全うしたと反論し、指揮官に批判が殺到している。

 モウリーニョ監督は「まず言っておきたいことは、我々にはパコ・ビオスカ医師を中心とした素晴らしいメディカルチームがある。彼らとは良い関係を築いているよ。ジョン・ファーン氏(理学療法士)とカルネイロ医師は日曜日の試合でベンチに入らないが、今後もずっとそうなるということではない」と当該関係者に処分を下すことを説明。

 指揮官は続けて「日曜日のベンチに彼らがいないことは明らかだ。それは私の責任で決める。うまくいっているときは何も起きない。私は過去2年間で何度も彼らを称えてきたし、それを忘れてはいないよ。彼らは我々とは違う意見があると話した。もっと良くなるために意見の食い違いは必要だ。ともに働き、ともに成長する。我々はそうやっていく。意見の相違を受け入れるオープンな関係だ」と騒動の沈静化に努めた。

 チェルシーは周囲の声に振り回されることなく、敵地シティ戦で王者らしい戦いを見せることができるだろうか。

【了】

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