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FIFA汚職事件、ロシアW杯の立件見送りに。証拠PCが破壊される

text by 編集部 photo by Getty Images

FIFA汚職事件、ロシアW杯の立件見送りに。証拠PCが破壊される
立件が見送られたロシア・ワールドカップ【写真:Getty Images】

 スイスの捜査当局は国際サッカー連盟(FIFA)による汚職事件による2018年ワールドカップ招致問題についてロシアを立件しない方向であることがわかった。21日、イギリス『ロイター』が報じている。

 汚職事件によって2010年南アフリカW杯の招致に関して政府から資金を受け取り、送金された事実を示す文書を紹介されていた。この送金記録が一連の汚職事件の起訴の決定的根拠となったと伝えられており、ロシア、カタール両国の招致に関しても調査の対象とすることを発表していた。

 しかしながら、招致委員会のパソコンが破壊され証拠収集が困難になったことで、立件を見送ることになったとみられている。意図的な証拠隠滅の可能性もあり、引き続き調査がなされる予定だ。

【了】

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