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難病で移籍破談の京都ロビーニョ、同病克服の甲府DF畑尾がエール「またピッチに立てるように」

text by 編集部 photo by Getty Images

難病で移籍破談の京都ロビーニョ、同病克服の甲府DF畑尾がエール「またピッチに立てるように」
難病のため移籍が破談となった京都のFWダニエル・ロビーニョ【写真:Getty Images】

 明治安田生命J2リーグの京都サンガは21日、FC岐阜に期限付き移籍する直前でメディカルチェックが通らずに破談となったFWダニエル・ロビーニョの診断結果が「肺塞栓症肺高血圧症」であると発表した。

 血液中を流れる固形物が、肺の動脈に運ばれるときに突然その場所を塞いでしまうこともあり、危険な病気だとされている。また、心臓から肺に血液を送る血管が狭くなることによって流れが圧迫され、肺動脈の血圧が高くなるおそれもあるようだ。D・ロビーニョは今後、クラブと病院を行ききしながらリハビリを続けるとしている。

 また、ヴァンフォーレ甲府に所属しているDF畑尾大翔も大学時代に同じ病に侵されたことがあるが、手術や懸命な努力の甲斐もあって、サッカー選手としてプレーすることができている。

 その経験からか、ツイッター上で「肺塞栓・肺高血圧症の治療は国内でも最先端をいき僕の主治医もいる、岡山医療センターにかかると良いと思う!京都からだったらそんな遠くないし! 全然知らない選手だけどまたピッチに立てるようになったら良いな…。どうにかして京都関係者に届け! 国立病院機構 岡山医療センターへ!」とし、D・ロビーニョにアドバイスを送っている。

 D・ロビーニョは今季公式戦15試合に出場して2得点を決めている。シーズン序盤は出場機会があったものの、最近は出番を減らしていた。出場機会を求めて岐阜への移籍を前向きに考えていたが、思わぬ障害に突き当たることになる。しかし、まずはリハビリに集中して病気を克服してほしいところである。

【了】

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