J3のカターレ富山は27日、岸野靖之監督（57）とチョン・ヨンデ・ヘッドコーチ（37）との契約を解除し、澤入茂雄GM（ゼネラルマネージャー、52）が監督として暫定的にチームを指揮することを発表した。

　今季の富山は岸野新監督の下で1年でのJ2復帰を目指していたが、24節終了時点で13チーム中7位と中位に低迷。23日に行われた天皇杯富山県大会決勝では、北信越リーグ1部の富山新庄クラブに2-2の延長の末にPK戦で敗れるなど、思うような結果を残せずにいた。

　岸野監督はクラブ公式サイトを通じて「根本的にチームを変えようとしていましたが非常に残念です。ファンやサポーターの皆様、ありがとうございました」と話し、チョン・ヨンデ氏は「短い期間でしたが、ありがとうございました。力不足により招いた結果に対し、申し訳なく思っています。これからもカターレ富山を応援しています」とコメント。

　一方、澤入新監督は「これまでのチーム編成は自分自身が関わってきていますので、チーム成績について強く責任を感じています。何としてでも、サポートまたは応援して頂いている富山の皆様の気持ちを無駄に終わらせないように、1試合1試合全力を尽くして残り試合を戦っていきたいと思っておりますので、応援をよろしくお願いいたします」と意気込みを語っている。

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