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混迷極めたデ・ヘア移籍騒動。食い違う両クラブの主張。最初の獲得報道から破談までを振り返る

text by 編集部 photo by Getty Images

9.ユナイテッド側の主張

混迷極めたデ・ヘア移籍騒動。食い違う両クラブの主張。最初の獲得報道から破談までを振り返る
ユナイテッドは声明文を公表【写真:Getty Images】

 ユナイテッド側の主張は以下の通り。

 当初よりユナイテッドはデ・ヘアを売却する目的での交渉は希望しておらず、マドリーからデ・ヘア獲得オファーを受けたのは8月31日の正午過ぎ。両クラブは合意に達した。

 デ・ヘア、ナバスの移籍に関する書類手続きはマドリー主導によって行われた。この時、ナバスはマドリーの練習場にいた。

20時42分
両選手の移籍に関する書類をマドリーに送付

22時32分
デ・ヘア移籍に関する書類が、署名無しの状態でマドリーから返送される。

22時40分
マドリー側が大幅に内容を変更した書類をユナイテッドに送付。大幅な内容変更により、移籍不成立のリスクが生じたと主張。

22時55分
マドリーからデ・ヘアとユナイテッドの契約を解消する書類が届く。しかし、ナバス獲得に関する書類は受け取っていなかった。

22時58分
デ・ヘア移籍に必要な書類は締切までに全て移籍システムへとアップロードされ、受理された。

 ユナイテッドは移籍システムに必要な書類を全て期限内にアップロードしたが、マドリーが期限内にアップロードすることができなった。イングランド・サッカー協会(FA)も期限内の書類提出を認めており、FIFAの介入がある場合は、FAはユナイテッドを支持する意向を示した。

 ユナイテッドとしては、移籍を成立させるために適切且つ効率的な行動を取ったが、マドリー側が期限内に手続きを行わなかった。

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