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本田圭佑 9年前

本田、一転して高まる先発の可能性。“ヌルい”ミラノダービーの存在意義とは

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

ベンチスタートの予想から一転。本田は先発か

本田、一転して高まる先発の可能性。“ヌルい”ミラノダービーの存在意義とは
一転して先発の可能性が報じられたミランの本田圭佑【写真:Getty Images】

 一方ミランの本田も、トップ下にジャコモ・ボナベントゥーラが起用されそうな見込みなのでベンチスタートが濃厚と地元メディアは報じていた。ところが先程出た13日付の地元紙では一斉に、ボナベントゥーラは3列目のインサイドMF、そして本田がトップ下として先発すると予想されていた。

 実際12日の前日会見で「今晩は(インテル練習場の)ピネティーナにニンジャをもぐりこませようか」などと笑って報道陣の質問を煙に巻いていたミハイロビッチ監督も「前線を分断させないようにすることが必要だし、ミランというチームは攻撃を考えなければならない」と中盤を極力攻撃的な人選にすることを匂わせていた。

 もっとも「サムライかニンジャが夜中に襲撃しない限りはプレーする」と語りながら本田の出番がなかった前節エンポリ戦の例があるため、確定はできない。とりあえず言えるのは、本田が先発で使われた場合にはカルロス・バッカとルイス・アドリアーノと中盤をつなぐ、という役割が期待されているということだ。

 フィオレンティーナ戦で「中盤がダメ」といい、エンポリ戦で「今後は良くなる。これ以上ひどくなることはないだろうから」と厳しく選手を叱咤した同監督は、中盤の構成力のクオリティを上げる方向でチームを準備しているようだ。

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