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暑さに警戒を強める本田「考えている以上に簡単なことではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

暑さに警戒を強める本田「考えている以上に簡単なことではない」
本田圭佑【写真:Getty Images】

 ロシアW杯予選のシリア戦を8日に控えた日本代表は、6日もオマーンの首都マスカットで練習を行った。この日から合流が遅れていた本田圭佑と南野拓実もチームに加わって汗を流している。

 すでに秋も深まりつつあるイタリアからオマーンに到着した本田は中東特有の暑さに警戒を強める。「まず気温ですよね。ヨーロッパとここの、あと日本とここの気温差がかなりありますんで、そこに数日で慣れないといけない」と日本から遠征に参加しているメンバーも含めた気候への順応に懸念を示している。

「向こうの相手の方がこの気温には慣れている中で、そういった差を埋めていく、1試合の中で埋めていくっていうのは考えている以上に簡単なことではない」と述べたが、気候を勝敗の言い訳にすることはできない。特にアジア予選で強さを発揮しているシリア相手には厳しい戦いが予想される。

 本田は「印象としては体が非常に強いと。そのボール際のところがこの暑さの影響等で少しでも相手にチャンスを与えるようなことをしてしまっては、ピンチも招くだろうし、チャンスも多く作れない」と中東の強豪に対し万全のコンディションで臨まなければ勝利はつかめないと強調した。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の掲げる「縦に速いサッカー」も徐々に定着し、結果も出始めた。その中心としてプレーし続ける本田も「選手、監督ともに満足はしているわけではないんですけど、とはいえ方向性にそこまで疑問を抱いている選手っていうのはサブを含めてそこまでいない」とチームの完成度に手ごたえを感じている。

 そしてシリア戦に向けて「相手の守備の形、戦術ありきにはなるんですけど、それに合わせながらスムーズに相手の裏を数多く突いていければチャンスは多く作れるんじゃないか」と相手を分析し、「ずっと課題としてきている引いた相手に対して崩すってことも継続してトライしていきたい」と意気込みを語った。

 ロシアW杯アジア2次予選で最も重要度の高いシリアとのアウェイゲームは8日の日本時間22時にキックオフ予定となっている。

【了】

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