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なでしこ8年目突入の佐々木監督、マンネリ化防止の秘訣は「選手間の主体性」

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

なでしこ8年目突入の佐々木監督、マンネリ化防止の秘訣は「選手間の主体性」
なでしこジャパンで長期政権を築く佐々木則夫監督【写真:ダン・オロウィッツ】

 日本サッカー協会(JFA)は14日、都内で記者会見を開き、女子日本代表の佐々木則夫監督との契約を更新することを発表した。

 佐々木監督は2008年に女子日本代表の監督に就任し今年で7年目を迎える。契約延長を果たし2016年リオデジャネイロ・オリンピックに挑戦することで、8年目に突入する。長期政権となったが、マンネリ化を防止する秘訣として選手間の“主体性”を挙げた。

「指示待ちでは3大会(2011年ワールドカップ、2012年オリンピック、2015年ワールドカップ)決勝進出はできない」

 気になる新生なでしこジャパンのメンバー選出については、「結果としてリオ五輪の予選をしっかりと通過する」と本大会出場を第一に考えていることを明かした。その上で、予選が大阪で開催されることもあり「生のなでしこジャパンを、スペクタクルな予選を、少年少女に観ていただく。心して準備していきたい。それに相応しい選手を選ぶ」と意気込みを語った。

 メンバーについては「まだまだ決めつけている状況ではない」と語り、「移行期である日本の選手も考慮していく。来月の遠征では色々な選手を試すのか、絞っていくのかメンバー発表まで考えていきたい」と現在は方向性を検討している段階であると示している。

 佐々木監督とともに歴史を築いてきたなでしこジャパン。黄金時代ともいえる栄光を今後も継続させていけるのか、その手腕に注目が集まっている。

【了】

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