FC東京の主力CBに定着、さらには日の丸も。丸山祐市、プロとしての礎を築いた湘南での1年間

2015年10月20日(Tue)14時58分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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FC東京での最初の2年間はほとんど試合に絡めず

 今やFC東京の主力CBとなった丸山だが、それは最近のことだ。開幕当初は試合途中にピッチへ入ることもあったが、次第にわずかな出場機会も失いベンチが定位置となっていった。6月にカニーニが退団したものの、依然として森重真人、吉本一謙の後塵を拝していた。また、左SBとしても太田宏介の壁は高かった。それでも練習からアピールし、限定的ではありながらも試合に出れば堅実な守備を見せていた。

 きっかけは、2ndステージ第4節の鹿島アントラーズ戦だ。左SBでスタメン出場を果たすと後半はセンターでプレー。この試合を機に、最終ラインの中央で森重とコンビを組むことになった。

 FC東京の下部組織で中学時代を過ごし、國學院久我山高校を経て明治大学へ進学。大学3年頃から本格的に頭角を現し、2011年のユニバーシアードでは金メダル獲得に貢献。気がつけば、大学ナンバーワンDFという評価を得るまでになっていた。

 進化を遂げた丸山は2012年、FC東京入団を果たし、再び“青赤”のユニフォーを身に纏うことになる。だが、即戦力として期待された左利きのディフェンダーは思うように試合に絡めない。リーグ戦で出番を得るにはアピールが足りず、1年目に3試合に出場したが、翌年はゼロ。ポジション争いの中で、丸山は埋没しかけていた。

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