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ペップ監督、ミスで先制点献上の守護神ノイアーを擁護「彼のせいで負けたのではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

バイエルン監督、対応誤るも守護神ノイアーを擁護「彼のせいで負けたのではない」
バイエルン・ミュンヘンのGKマヌエル・ノイアー【写真:Getty Images】

 バイエルン・ミュンヘンを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、現地時間20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)アーセナル戦でミスにより先制点を許したドイツ代表GKマヌエル・ノイアーを擁護した。21日に英紙『スカイスポーツ』が報じている。

 バイエルンはアーセナルのホームに乗り込んで対戦した一戦は拮抗した展開が続いたが、先制点を奪われてしまう。77分にセットプレーからゴール前にボールを放り込まれると、飛び出したノイアーがパンチングを空振りし、オリヴィエ・ジルーに押し込まれてしまう。

 後半終了間際の94分には、右サイドでボールを奪ったエクトル・ベジェリンが相手を抜き去り中央へ折り返すと、フリーとなったメスト・エジルがシュート。ノイアーがスーパーセーブを見せて防いだかに思われたが、ラインを割っていたためゴールが認められ、アーセナルに追加点が入っている。

 そのまま2-0でアーセナルが勝利し、リーグ開幕前のスーパー杯でヴォルフスブルクにPK戦で敗れて以降全勝をキープしていたバイエルンは今季初黒星となった。

 相手の先制点の場面ではノイアーの対応にミスがあったが、グアルディオラ監督は「前半に彼はいくつかの素晴らしいセーブを見せていたよ。私の人生の中で正しいか正しくないかで選手を批判したことはないし、彼のせいで負けたわけではない。これはサッカーであり、あのような状況で彼がそう判断しただけさ」と語り、ノイアーを擁護している。

 ノイアーはこの試合、セオ・ウォルコットのヘディングシュートを驚異的な反応でセーブするなど、決定的なシーンをいくつも防いできたが、たったひとつのミスが敗戦に繋がってしまった。

 アーセナルのペトル・チェフも好セーブを連発し、お互いのGKがファインセーブを見せるなど壮絶な試合となったが一つのミスで試合が動くこととなった。

 しかし、ノイアーはバイエルンの躍進を支えている一人であり、誰も彼を批判するようなことはしないだろう。

【了】

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