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完敗を認めるG大阪MF遠藤「負けるべくして負けた」

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

完敗を認めるG大阪MF遠藤「負けるべくして負けた」
遠藤保仁【写真:ダン・オロウィッツ】

 ヤマザキナビスコカップ決勝が31日に行われ、ガンバ大阪は鹿島アントラーズに0-3で敗れた。

 試合後、遠藤保仁は「負けるべくして負けた」と振り返った。前半から相手の猛攻に遭う中、「悪いなりには耐えていたので後半どこかでチャンスはあると思っていた」という。だが、G大阪のギアはなかなか上がらず、後半に3点を奪われてしまった。

 遠藤を起点にボールを動かすことで活路を見出したかったが、ボランチのところで自由になることができなかった。「自分たちがいなせなかった」と遠藤。押し込まれる展開を強いられたことで、高い位置でパスを繋ぐことができず結果的に「リスクも冒せない」状態となった。

 G大阪に大きなダメージを与えたのは鹿島の2点目だった。「こういう試合は先制点が重要だというのは全員がわかっていた」という遠藤は、鹿島に1点目を決められた直後、慌てずにやろうとピッチ内で話し合っていたという。だが、そうした中で追加点を叩き込まれ、相手に勢いを与え、自分たちは窮地に追い込まれた。「2点目を取られたのが一番大きかった」と、遠藤は分析する。

 完敗という結果だが、この負けを引きずることなく次の試合へ向かえるという見方もできる。「鹿島が良かったのもありますけど、今日に関しては僕らが悪すぎた」と遠藤が言うように、G大阪のパフォーマンスも普段とは程遠かった。

 リーグ戦ではチャンピオンシップ進出圏内の年間3位に浮上している。気持ちを切り替える意味でも、今回の敗戦を今後の糧としたいところだ。

【了】

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